2013年02月03日

藤原和博氏から学ぶ『教育とは何か』

 昨日は、「教育界のカリスマ』藤原和博氏の講演を聞きにいってまいりました。

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藤原氏といえば、元リクルート社員で東京都初の民間人校長として和田中学校で「よのなか科」の創設や学校の空き教室を利活用して塾を行う「夜スペ」、地域住民の方に学校へボランティアとして入ってもらう「学校支援地域本部」など数々の公教育の改革者として知られています。

最近では、50代からの生き方論として『坂の上の坂』(ポプラ社)が12万部を超すベストセラーになっています。

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私はこれまでたくさんの藤原氏の著書を読んで、考え方に深く共感し、2008年に一般質問で学校支援地域本部の設立を提案し、逗子市でも2009年から学校支援地域本部が運営されています。

藤原氏から直接教育についてお話を伺うのは初めてでしたが、講演もやはり普通の講演とは一味も二味も違い、その場で突然ワークショップを行うなど、知らない人同士ワイワイ楽しく話すという!大学のゼミのようなそんな目からウロコの講演会でした。

私がとくに印象に残ったお話は、これまでの【正解主義】から、これからの時代は【納得解】を見つける力にシフトさせていく、ということでした

つまり、これはどういうことかと言うと、高度成長期の時代が終わり、価値観が多様化している現代の成熟社会の日本においては、早く正しく正解を見つける情報処理力よりも、これまでの前例や常識にとらわれない納得できる解をつむぐ力が大切になってくる、ということです。

このお話の後、実際に「自分がタイヤメーカーの社長になったという設定で今まで世の中になかった新しいタイヤを売り出すとしたらどんな物がよいか?」というお題で周囲の知らない人とディスカッションをいたしました。

その際、ルールは、まともな意見はサドンデス(笑)、他人から出てきた案を絶対につぶさない、というものでした。

食べられるタイヤ、髪の毛でできたタイヤなどたくさんの面白い意見が出ました。

このワークショップで何がわかったかというと、所詮自分のアイデアなど取るに足らないものであるということです。

藤原氏によると、電子メディアの発達により、「自分の頭の中に正解を探しにいくよりも、人とつながってしまう方が早い!」と。人の知恵を借りながら納得できる解をつむいでいくことが、この時代に必要とされる能力になるということでした。

和田中学校ではipadを導入し、Cラーニングというツールを用い、リアルタイムで生徒の意見を拾いながら双方向の授業を展開しています。

公教育のあり方について多くの重要な示唆をいただく機会となりました。


posted by nagashimayuri at 09:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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