2012年11月22日

『名越切通』視察

 本日、国指定史跡である名越切通(なごえきりどおし)を視察してまいりました。

IMG_4327.JPG

IMG_4329.JPG

IMG_4330.JPG

名越切通とは・・治承4年(1180年)に源頼朝が居を構えた鎌倉は、南方を海に、それ以外の三方を丘陵に囲まれた要害の地でした。そのため、陸路を鎌倉に入ろうとすると、その多くは細くて急な尾根越えの山道か、危険な波打際の崖下の道であったと思われます(古代の「古東海道」がこの地域を通っていたと考えられますが、具体的なルート等は明らかになっていません)。

13世紀前半、執権北条氏の権勢が確立する頃になると、鎌倉も政治経済の拠点として発展しますが、頻繁となる物資や人々の往来にとって、それまでの交通路は大きな妨げとなりました。その難渋を除くため、都市の基盤整備の一環として、後に「鎌倉七口」などと呼ばれる切通路が開削されたと考えられます。
逗子市教育委員会HPよりhttp://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/syakyou/new%20bunkazai/nagoe/nagoe.htm

昭和41年に国史跡に指定されてから、逗子市は最先端の保存技術を用い、整備を続けてきました。

名越切通の見どころの一つに、『まんだら堂やぐら群』があります。
ドラマの撮影ロケ地としても人気があり、ドラマ西遊記などでも撮影されました。

IMG_4335.JPG

肉眼で確認できるだけでも150穴以上のやぐら(横穴式の中世のお墓)が、これだけまとまった良い状態で見渡せることのできる遺跡は、珍しく大変貴重であるそうです。

遺体の火葬場などもあることから、正直もう少し不気味な場所を想像していたのですが、自然が豊かでパワースポット的な荘厳な雰囲気を感じました。

IMG_4346.JPG

鎌倉市が現在、世界遺産登録に向けて取り組みをしているところですが、実はこの逗子市の名越切通が鎌倉の世界遺産登録においてはかなり重要な要となる可能性があるとのことです。

鎌倉市にも、以前はこのようなやぐら群が存在したのですがマンション開発などによりほとんどが消滅しています。鎌倉市の現役の神社や仏閣は中世のものがなく、京都や奈良との差別化が難しいということです。
その点、このやぐら群は 顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value)を持っています。
このOUVとは、人が説明をされなくても思わず写真を撮りたくなるような場所のこと。世界の人からみても、逗子のやぐら群は歴史的に貴重な文化財であるといえます。

まんだら堂やぐら群を過ぎて、大切岸という高さ3~10mの断崖が800mにわたって連なる遺構もトレッキングコースとして整備されています。
ここの景色も、中世にタイムスリップしたかのような、ここが本当に逗子なの?というほど、独特の景観を生み出しています。

見晴らし場からの風景は逗子市が海まで一望でき、逗子の自然の素晴らしさを改めて実感できます。

IMG_4367.JPG

こうした歴史的な文化遺産は失ってしまったら二度と取り戻すことはできません。
過去の記憶、生きた証を後世に伝えていくことは、今を生きる私たちの使命であるといっても過言ではないと思うのです。

現在、まんだら堂やぐら群は12月9日までの土日祝日の10時〜16時までの限定公開です。
大切岸の園路などは常時散策を楽しむことができます。

アクセスは小坪の亀ケ岡団地の一番奥から入っていきます。
http://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/syakyou/new%20bunkazai/nagoe/annaizu.pdf

是非、逗子市民の方には一度は訪れていただきたいおすすめの場所です!(^-^)IMG_4370.JPG

posted by nagashimayuri at 23:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。